わが家の扇風機にまつわる怪談話!?

扇風機の風量が突如切り替わる

 

暑さがまだまだ続く今日この頃です。

 

今回は、珍しく怪談話をお届けします。

  おお、メズラシイ!

 

 

あれは、先々週だったと思います。

 

今思えば、自宅の扇風機で まさかあんなことになるとは、その時は想像もしていませんでした。

 

 

 

 

 

仕事を終えて家に帰ると、

 

「扇風機のスイッチがかってに切り替わりる!」

 

と、娘がいうのです。

 

 

 

「そりゃあ大変だ。怪奇現象や。」

「夏だしなぁ。そういう怪談話の一つや二つ、あってもいいんじゃないの。」

 

と笑いながら返しつつ、扇風機のスイッチをON。

 

すると…

 

 

 

 

 

 

ピーッ

   ピッ

 ピッピゥ

    ピーピー

 

と、

 

まるで、小さい子が扇風機の動作はお構いなしにボタンをポチポチ連打するかのごとく、次々と風量が切り替わるではありませんか。

 

これは…

 

 

 

 

 

ザシキワラシが遊んでる!

 

 

新築2年目。ワラシさんいらっしゃいませー。

 

 

 

と、言いたいところでしたが、

 

風量の切り替えの早さは ただ事ではない。

 

 

 

  ピー

ピピッ

    ピーピーピー

  ポピーッ

 

 

こ、これは…

 

 

 

 

誰かがリモコンで遊んでる!

 

 

 

ん?

 

 

 

 

この扇風機、リモコン無かったよね?

リモコン無しの型番HEF-120Mです。

 

 

 

 

ゾクッ

 

背中に悪寒。

 

 

 

 

 

いやいやいや、

 

何かがおかしい。

 

 

 

 

 

 

 

よし、分解して開けてみよう!

えーッ!急展開すぎる!
悪寒関係なし!!

 

 

 

という訳で、扇風機を分解することに。

 

 

開けてはいけない箱を開けてしまう

 

はやる気持ちを抑えきれず、一気に扇風機を分解。

 

つまり、分解手順の写真を撮り忘れただけですけどね。

 

 

開けてはいけない箱から姿を現したのは…

 

 

 

 

 

 

 

こびと… 電子回路の基盤。

 

姿を現した電子回路

 

 

ワタクシ、設計者の端くれではありますが、機械系ですから、

 

電子回路は中学生レベルの知識しか持ち合わせておりません。

 

 

 

 

そう、知識も経験も無いのに、好奇心で開けてしまいました。

 

決して開けてはいけない箱を。

 

 

 

そこで目にしたものは…

 

アレですよ、アレ

 

 

 

 

 

 

二本足でそびえたつ、横文字の、

 

伸ばすのか、伸ばさないのか、いつも思い悩まされる

 

アイツです。

 

 

伸ばすの?伸ばさないの?

 

コンデンサー?

 それとも

コンデンサ?!

   どっちなのー?!?!

 

 

 

 

永遠に答えの出ない その自問の果てに得るものは何もない。

 

ただ、目の前のアイツは怪しげな液体を垂れ流して横たわっている。

 

液漏れコンデンサ

今回のは、隙間の関係からか、寝かされてましたね。

いつもなら仁王立ちしているハズなんですが。

 

 

 

 

液漏れ…かな?

 

 

 

 

 

そういえば、聞いたことがあります。

 

みんな(電気製品)がおかしくなってしまうのは、

アイツ(コンデンサー)のせいだと。

 

 

 

電気回路

手に負えない…

じゃあ、なんで開けたのッ!

 

しかし、乗り掛かった舟を降りられない性分なので、

 

好奇心と度胸のみで前進を決意する。

 

 

取り替えられれば何とか直る?!

 

さて、どうする。

 

一考の後に閃いた。

 

 

 

 

家の電球、点かなくなったら同じ物を買ってきて交換するじゃん。

 

ならば、「アイツ」も同じ規格の物と交換すればいいんじゃね?

と、

安直に実行に移すことに。

 

この決断の速さといいフットワークの軽さといい、

我ながら、実に頼もしい!

 

 

もう一度「アイツ」をじっくり観察してみます。

 

マイクロ ファラッドとボルト

 

1000μF 16V

1000μF 25V

なるほど、なるほど。

 

ポチッ。

 

翌日の宅急便で配送された新しい「アイツら」を、

さっそくハンダごてで取り替えてやりましたよ。

 

火傷しないように気を付けながら。

 

交換前後品

 

 

 

 

 

 

おや?

 

 

電子回路に関しては中学生レベルの知識のハズなのに、

なにゆえハンダごてなど お持ちなのでしょうか…?

 

 

 

ありがとうございます。しっかり読んで頂いているようで。

 

電子回路は触ったことないのですが、アメリカン バイクの配線をやり直した経験はあります。

ハンダごてで。

 

アパートで夜な夜な配線やり直し

 

カバー類をはぎ取ってカッコよく乗ろうと思ったら純正の配線が丸見えになってしまうので、見た目のカッコよさのために配線を隠しつつ引き直した。

という話はまた別の機会にでも。

たしか、2007年のことです。

懐かしいなぁ。

 

 

さて、取り替えた状態はというと、

 

久しぶりにハンダ付け

 

取り替えたコンデンサ

 

こんな感じ。

 

まぁ、こんなもんでしょう。

 

 

そして、この後

 

勇気を振り絞って、開けられたままとなっていた箱を閉じ、

 

怪奇現象は起こらなくなった…

 

というお話。

 

 

解決

 

今回使用した道具は3つ。

 

ハンダ

ハンダごて

ドライバー

 

使用した道具

ハンダのケースが黄ばんでいます。
歴史を感じますねぇ。

 

 

お店に依頼すると、

 

ん千円の修理見積を提示される

買い替えを進められる

 

と、なりそうなところ、

 

数百円のコンデンサー2個と引き換えに、

火傷の恐怖に耐えながら、

 

初めて自分で家電修理を経験した夏の夕暮れでした。

 

 

 

 

 

あー、怖かった。火傷。

 

火傷かい。

 

以上

 

 

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