Let’s と Let’s not。意外と使わない否定形 Let's not

Let’s と Let’s not.

 

「Let’s」 は「Let us」 の短縮形です。

 

「Let + A B」の形で用いて「A にBをさせる」という意味になります。

なので、「Let us --- 」は、「私たちに---させる」つまり「--- しましょう」という表現になります。

 

しかし、「Let’s」と「Let us」は同じ意味では使われません。

 

Let’s try it.(みんなで挑戦しよう。)
Let us try it.(私たちに挑戦させてよ。)

 

Let’s leave here. → 帰ろう。(出発しよう。)
Let us leave here. → 帰らせてほしいんだけど。(出発させてほしいんだけど。)

 

といった感じです。
短縮形なのに伝わり方が異なるとは何とも不思議な話ですね。

 


話がそれましたが、Let’sは下記のような使い方をします。

 

Let’s go!
さあ行こう!

 

Let’s sing this song all together
みんなで一緒に歌おうよ。

 

ところで、「Let’s not」という否定形の表現があります。ご存知でしたか。

 

Let’s not argue.
もういい争いはやめようよ。

 

Let’s not confuse them.
そこを混同しないでほしい。

 

Let’s not drag this out.
ダラダラ長引かせるのはやめよう。

 

ちなみに、アメリカのお客さんと仕事をして10年になりますが、私が「Let’s not 」という表現を知ったのは最近です。

 

お客さんのメールにて

 

Let’s not do plan B this time.
今回はプランBはやらないでおこう。

 

との文章を目にしたとき、思わず「へ~~~!」と、かなり大きめの声を発してしまいました(笑)。

 

短縮形なのになぜ意味がことなるのかは、後日問うてみますね。

 

以上