必要なもの
材料 | 数量(個) | 私が使用したもの |
フタ付き一斗缶 | 1 | 煎餅が入っていた一斗缶 |
ネジ | 8 | 十字穴付き なべ小ねじM4x10 M4六角ナット |
網 | 2 | 180mm x 230mmのバット用網 |
皿 | 2 | 100mm x 160mmのバット |
【注釈】バット用網は各メーカーによって大きさの規格が様々です。私の一斗缶の内側の寸法が約245mmであったのでこのバット用網を使用しました。
一斗缶以外は百円ショップから調達しました。一斗缶をどれほど安く手に入れるかによって制作費用が異なります。
作ってみよう
下図のように一斗缶に穴をあけます。反対側も同じ位置に穴あけします。
ネジを止める。
外側はこんな感じです。
内側はこのようになります。
上の皿は下の皿に対して90度回転させて積み重ねます。下の皿にはスモークチップを入れ、上の皿は滴り落ちる肉汁の受け皿となります。
こうすることで不完全燃焼しているスモークチップに肉汁が直接かかって消えてしまうのを防ぎます。
重ねた状態で、一斗缶の底に配置します。
スモーカーをセットした状態です。
下から順に、スモークチップ皿・肉汁受け皿・一段目の網・二段目の網という順番に配置します。
内側では網がこのようにネジに引っかかっています。
あとは、仕込んだチキンを網に乗せてフタをし、一斗缶を火にかけるのみです。
使用後の洗浄はキッチンブラシを使うと便利です。
また、内側にはネジが突き出しているのでケガをしないよう注意が必要です。
スモークチップの量と火加減
入手しやすいスモークチップの特徴と用途は下記のようになります。
ちなみに、鶏むね肉2枚に使用するスモークチップの量は計量カップで80−90ccくらいです。
チップ | 特徴 | 用途 |
サクラ | 香りが強いので様々な食材に合わせやすい | 豚肉・青魚・サーモン・チーズ |
リンゴ | 色付きは強くない リンゴの香りと甘みが特徴 |
白身魚や鶏肉 |
ヒッコリー | 香りが強いのでクセのある食材にも使える | 豚肉・サーモン・チーズ |
ウィスキー オーク |
ウィスキーの樽から作ったのでウィスキーの香りと渋みがある | チーズ・白身魚・鶏肉 |
私が初めて自家製スモークに挑戦した時にはサクラを使用しました。色も香りも確りしているので、いかにもスモークという感じに仕上がりましたが、子どもたちにとっては色香が強すぎたようで最初は遠慮していました。
しかしリンゴのチップを試しに使ってみると、その香りと仄かな甘みを気に入ってどんどん食べるようになりました。
火加減は、カセットコンロの個体差があるので一概には言えないのですが、弱火と中火の間くらいです。
着火して5分もすればスモークの良い香りが漂い始めます。火力を補助したまま30分間熱します。
夏場と冬場で加減が異なりますので、何度か挑戦しながら程よい塩梅の火加減を探る必要があります。
仕上がりが少し赤みがかっている場合はフライパンやオーブンで再加熱しましょう。
なお、チキンの仕込みはこちらの記事を参考にどうぞ。
以上