タイムボム(人狼カードゲーム)

ボマー団が仕掛けた爆弾を解除する任務に当たる時空警察のメンバーの中に、爆発させようとしてボマー団が正体を隠して紛れ込んでいるという想定の人狼ゲーム

 

遊び方

時空警察またはボマー団を決めるための「陣営カード」を伏せて配ります。プレイヤーはお互いがどちらの陣営であるかは解りません。
この陣営決めの段階で、誰が敵か味方か解らないという面白さがあります。

 

プレイ人数によって使用する「導線カード」の枚数が決められているので、必要枚数の導線カードを配ります。
導線カードには解除・Boom(爆発)・しーんの3種類があり、"爆発"は人数に因らず1枚のみ、"しーん"は何も起こらないというルールとなっています。

 

最初のプレイヤーを適当に決め、導線カードを切る(指定する)ための「ニッパータイル」を持たせます。

 

ニッパータイルを持つプレイヤーは他プレイヤーが持っている複数の導線カードの中から一枚選んでニッパータイルを置きます。
この時に、時空警察プレイヤーは解除カードを、ボマー団プレイヤーは爆発カードを引き当てるべく、会話をしながら情報を聞き出してその真偽を見極めながそれぞれの勝利条件を目指します。

 

ニッパータイルが置かれたプレイヤーに次の順番が回ります。

 

プレイ人数に応じて決められている指定回数の順番が回った後に伏せてある導線カードを一度全て集めて配りな直し、他プレイヤーの導線カードを指定するというのを繰り返します。

 

プレイ人数に応じて決められている解除カードを全て引き当てることができれば時空警察陣営の勝利となり、反対に爆発カードを引き当てることができればボマー団陣営が勝つことになります。

 

ゲーム開始時には自分の持つカード以外の情報や誰が敵なのか味方なのかが解りません。決められた回数内に他プレイヤーの正体を見破るのは難しく、見破ったとしても目当てのカードを引き当てられるかどうかは結局は運任せとなります。

 

情報を得るために単刀直入に「解除カートを持ってるか?」とか「爆発カードは無いか?」と聞いてもよいのですが、人狼ゲームの故か、相手が真実を言っていたとしても そうやすやすと信じさせない心理が働きます。

 

例えば、「爆発カードは持っていないけれど解除カードが2枚あるから安心して!」と情報提供したとても偽の情報を流して爆発カードに誘うボマー団だと疑われるかもしれないし、「爆発カードがあるから気を付けて!」と助言されたとしてもその人ではない他プレイヤーが持つ爆発カードを選ばせるように唆すボマー団かもしれないと深読みしてしまう等、駆け引きと疑心暗鬼が面白いゲームです。

 

仮にこういった探り合いの会話が少ない或いは会話が無かったとしてもカードゲームとして成り立っていますので、時空警察は解除カードを探し、ボマー団は爆発カードを目指すというルールさえ理解すれば未就学児童にもプレイできて充分楽しめます。

 

また、プレイの途中で正体がバレたとしても脱落はないので解除または爆発を目指してプレイを続けられます。

 

最小プレイ人数は2名となっていますが、仮想プレイヤーとして3人目を設定できるので2名であってもお互いの正体は解りません。

 

陣営カードは、時空警察とボマー団の他にスパイがあります。解除も爆発もさせずにゲームを終了させるのがスパイの勝利条件となります。
スパイを混ぜることによって更にゲームが楽しめます。

 

 

以上